Yakushima Time

佐藤未歩/雑誌「屋久島ヒトメクリ」と レストラン「ヒトメクリ」

屋久島の海の玄関口、宮之浦港がある宮之浦集落は、屋久島で一番大きな町。
高速船やフェリーが発着し、島民や観光客など多くの人が行き交う。
佐藤未歩さんは、宮之浦にあるレストラン&ワインバー“ヒトメクリ”のオーナーであり、雑誌『ヒトメクリ』の編集発行人でもある。

佐藤さんの両親は、栃木県宇都宮市出身。10か月の赤ちゃんのときに、両親が屋久島に移住するために連れてこられた。
佐藤さんは、一湊集落にある白子山で育った。

「屋久島は、人の繋がりが面白い」と思えたのは、18歳の時に島を出たからだという。
それまでは「島が嫌いで出たくてたまらなかった」。高校生卒業と同時に東京へ飛び出した。しかし島へ帰ってきて、カメラの被写体としてファインダーを通して屋久島を見た時に、ハッとしたという。

「足元を見ていなかった」。自然はもちろん屋久島に関わる人の面白さに気付いた佐藤さんは、島の中でさまざまな経験を積んだ。そして、雑誌『ヒトメクリ』を刊行することになった。

『ヒトメクリ』は、雑誌をめくりながらヒト(人)をメクル(捲る)という意味と、丸い屋久島を一巡りするという2つの意味がある。
一度は島が嫌で外へ出た佐藤さんだが、今は沢山の人に支えられ、雑誌を刊行することに感謝する日々だという。
夕暮れ時のヒトメクリ。

鹿の骨でスープを取った「屋久鹿ラーメン」。ヒトメクリのイチオシメニュー!
屋久鹿ジャーキーは、お土産に大人気。パッケージも可愛い。

そして、もう一つ。
「人と人が繋がっていく喜びは、編集人にしかわからない」と語る佐藤さん。

人が集まり情報交換のスペースを作りたいと思って始めたレストラン&ワインバーヒトメクリは、連日、島内外から様々な人種が集まる。
まさに島の情報交換の場となっている。

メニューは老若男女楽しめるものの他、最近特に力を入れているのが”屋久鹿“を使ったメニュー。屋久鹿のラーメンや鹿肉ハンバーグを始め、鹿肉の燻製やソーセージなど、一度は食べてみたいものばかり。
鹿肉を提供する鹿肉解体処理施設ヤクニク屋オーナーであり猟師でもある牧瀬一郎さんは、雑誌『ヒトメクリ』で鹿肉のコラムを連載している。
まさに、人をつなげ、笑顔にする仕組みはヒトメクリならではだ!

ヒトメクリの看板犬。屋久犬の特徴は手足が長く引き締まっている。

そんな多忙の佐藤さんを支えているのは、愛犬の屋久犬。屋久島犬は、鹿を追う時に活躍する狩猟犬である。
最近はこの屋久犬の繁殖にも取り組んでおり、愛犬のお見合いを温かく見守っているそう。

(取材:緒方麗)

佐藤未歩/雑誌「屋久島ヒトメクリ」編集・発行/ レストラン&ワインバー「ヒトメクリ」
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