川東繭右さん/お魚マイスター お魚かたりべ

「とにかく小さい頃からずっと魚のことが好きだった」という川東繭右さん。

「お魚マイスターアドバイザー」の資格を持ち、水産庁より「お魚かたりべ」に任命されるなど、屋久島島内で魚食普及の活動を行っている。
2011年に東京から屋久島へ移住し、現在は漁師の夫と2歳になる息子と安房集落に暮らしている繭右さんは、移住する前は、日本沿岸を周り、釣りをしながら各地の漁法や食文化に触れ、独自で魚の調査をしていたという。

お魚マイスター お魚かたりべ / 川東繭右さん

「屋久島は、私にとって初めてのことが多く、カルチャーショックでした」

屋久島の魚種の豊富さと、食文化に衝撃を受けたという繭右さんは、その未知の領域に足を踏み入れるため、島への移住を決意した。
日本全体に広まりつつある“魚食離れ”は、屋久島でも例外ではない。そこで、屋久島町地区水産業改良普及推進協議会と共に『漬け魚レシピ 屋久島の魚を美味しく賢く食べるコツ』を制作した。

「魚の消費の仕方を変えていく必要があると思ったんです」

もともと研究熱心な繭右さんだが、“保存、応用ができ、なおかつ美味しいレシピ”を開発するため、丁寧に試作を重ね、レシピの完成には1年かかったという。魚食離れが日本各地で深刻化している中、魚の販促物として作られたレシピ本は、島内の鮮魚を扱う店で魚を購入すれば、無料で持ち帰れるようになっている。

お魚マイスター お魚かたりべ / 川東繭右さん

先細りが心配される漁業界で、魚食普及のために精力的に活動してきた繭右さんだが、大きな壁にぶつかることも少なくない。

しかしそれでもあきらめず、日々できることを模索するのは何故だろう。
「屋久島の魚たちが、魅力に溢れているからです。こんなに美味しい魚たちをこのまま埋もれさせるわけにはいかない」
そう語る繭右さんから、魚たちへの海のような大きな愛情が溢れているのを感じた。

屋久島おさかなnet

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