~やくしまの森~10月27日放送後記

~やくしまの森~ 10月27日放送後記

今回のやくしまじかんは10月13日(土)に屋久島総合自然公園で行われた、「第13回 やくしま森祭り」特集の放送でした。

来場者の方へのインタビュー。そして出演者でもあり、このイベントの発起人の一人であるシンガーソングライターの池田綾子さんと、同じくこの森祭りに長年携わっているピアニストの塩谷哲さんへのインタビューをお届けしました。

今回私は初めて参加したのですが、本当に心癒されて帰ってきました。こちらでは放送で紹介しきれなかったイベントの様子を大まかにではありますが、お伝えしたいと思います。

― 17:45にキャンドルが点灯。
開始の合図に合わせて一斉に2000個以上のキャンドルをみんなで点灯しました。

― 18:00からはシンガーソングライター吉田拓也さんのステージ。
吉田さんの歌声と共に、切り絵作家の酒井敦美さんによるプロジェクションマッピングでステージが青と黒の水玉模様で彩られました。

― ピア二ストの塩谷哲さんとパーカッショニストの大儀見元さんのステージ。
「ビューティ・アンド・ブリリアンス」の他、The Beatlesの「Blackbird」、 Paul McCartneyの「baby’s request」のカバーなどでは、お二人の歌声も聴くことができますます会場が盛り上がりました。

― シンガーソングライター池田綾子さんのステージ。
酒井敦美さんをモデルに作った「光の羅針盤」、池田さんが手嶌葵さんに楽曲提供している曲「明日への手紙」、「こころたび」など、そして番組内でもご紹介した「流星」は、星空を眺めながらの贅沢な環境で堪能しました。

そして一度15分間の休憩はさみ・・・

― シンガーソングライター河口恭吾さんのステージ。
私たちもよく知る「桜」に始まり、DA PUMPの「U.S.A.」のカバーなどの演奏。最後は「空から見てるのかい?」を歌い、温かさで胸がいっぱいになるステージが締めくくられました。

― シンガーソングライター渡辺真知子さんのステージ。
情熱的な雰囲気たっぷりに登場した一曲目は「迷い道」。会場でも一緒に歌う姿が多く見受けられました。「愛(いのち)のゆくえ」や、最後の「かもめが飛んだ日」はみんなで合唱し、会場に更なる一体感が生まれました。エンディングは出演者全員が舞台に登場し、池田さんがやくしま森祭りのために作った「天球儀」を全員で歌い、「第13回 やくしま森祭り」は幕を閉じました。

月並みな表現ですが、行ってよかったです。心からそう思います。来年も行きたいです。
皆さんも来年是非!一緒に行きたいなあ。

そんな「やくしま森祭り」の公式ウェブサイトです。
来年の「やくしま森祭り」の情報などこちらでご覧ください。
http://morimatsuri.com/

そして「屋久島支局だより」では、MBC屋久島支局の大内支局長と、平内集落・権現堂の岳参りについてお話しました。

10月18日に行われた平内集落の岳参り。
そもそも岳参りとは、里に住む人たちが、集落の山々に登り、山に祀る神を拝むならわしです。海と里の恵みである魚、塩、米などを捧げ無病息災と豊作を祈っています。

平内集落では、若者の減少などを理由に途絶えていたこの岳参りが、50年ぶりに復活されました。50年行われていないうちに、祠(ほこら)の場所が行方不明になっていましたが、今回奇跡的に岳参り中に発見されたとのこと。標高830メートル、片道約4時間の道のりを、集落の皆さんと共にした大内さん。この険しい道のりを歩ききったことに加え、奇跡のドラマに出会い、感動もひとしおだったのではないでしょうか。

毎週出会う、屋久島の皆さんの暮らしに私自身とても元気をいただいています。来週もどうぞお楽しみに。

Writer.森万由子(MBCアナウンサー)

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