~やくしまの森~12月1日放送後記
「はめつけ!やくしま」
『一湊珈琲編集室』の高田 みかこさんにご登場いただきました。
一日の寒暖差が激しくなってきた屋久島。また、忘年会シーズンが近づいてきたこともあり、飲食店ではこの季節ならではの豪華なメニューが増えてきたそうです。それもまた年末の楽しみの一つでもありますよね。
さて、web「やくしまじかん」で高田さんが取材されたお二人についてお話いただきました。
一人目は、農家で「食彩なからせ」シェフの日高 真美(ひだか まみ)さんの記事についてお話いただきました。
「食彩なからせ」では、日高さんの自宅で作った「もち芋」などの野菜を使って調理された、「かいのこ」のような郷土料理がメニューに並びます。一品一品どれも栄養満点で、味はもちろん、心も身体も喜ぶ食事が提供されているとのこと。また日高さんは、野菜の保存方法といった暮らしの豆知識もよくご存知だということです。日高さんとそんな話をするのも、お店を訪れる楽しみの一つにもなりそうですね。
二人目は、屋久島公認ガイドで写真家の皆川 直信(みながわ なおのぶ)さんについてでした。ガイドの仕事がひと段落した季節に、毎年自分で撮った写真を使って、カレンダーを作っている皆川さん。お世話になった方などに贈っているそうです。そのカレンダーはオンラインショップでも買えるとのこと。屋久島の美しい風景がたっぷりのカレンダー。机に飾って脳内旅行したいなあ。
そんな皆川さんの運営しているサイト「屋久島ガイドのツアー&写真 〜美屋久〜」です。
http://biyakushima.com/
是非ご覧ください。
「もち芋」や「かいのこ」など気になる言葉が続々と出てきましたね。
ここweb「やくしまじかん」の「かたりびと」のページには人柄にまで迫る詳しい記事が掲載されています。そちらもあわせてお読みください。
「屋久島検定」
ちょんまげ先生から、中間(なかま)集落の七五岳(しちごだけ)についての問題でした。この山の名前は、民話によると七歳の女の子がこの山で神隠しにあったことが由来だそうです。屋久島には神にまつわる民話が数多く存在しており、他にも愛子岳(あいこだけ)なども同じような民話から来ているとのこと。自然に感謝しながら共生しようという気持ちを、忘れてはいけないなと思うお話でした。
「屋久島支局だより」
11月20日に平内(ひらうち)集落で行われた、ポンカンの原木を屋久島に持ち込んだ人の慰霊祭についてお話しました。屋久島は日本のポンカン発祥地といわれています。1924年に屋久島の新しい特産品とするため、この集落出身の黒葛原 兼成(つづらばる かねなり)さんが、台湾からポンカンの原木を持ってきました。そのとき持ち込んだ原木は全部で200本。今でも黒葛原さんのひ孫が経営する農園に、11本の原木が残っているそうです。先人の想いが受け継がれたポンカン。そう思いながら食べると、より美味しく、感謝しながら味わえそうですよね。
収穫時期を迎えた屋久島のポンカン。
うーん、コタツに入りながら食べたいです。そんなことを考えながら、気がつけば2018年も終わろうとしています。師走という言葉に完全に踊らされている感じがありますが、「やくしまじかん」はゆったりと続きます。次回もどうぞお楽しみに。