台風の目に入った屋久島
こんにちは。YakushimaFilmのシュンゾウです。
去年は一度も台風が接近しなかった屋久島。今年も全く来なかったのですが、とうとう来ました。910hPaって今まで経験したことがない勢力です。予報ではそのままの勢力で屋久島を直撃するということで、島内の人たちがSNSにたくさん投稿していました。不安にかられた方も多かったのではないでしょうか。
9月19日11時ごろ屋久島は台風の目に入り無風になったので、海上をドローン撮影してきました。
写真からは尋常じゃないスープ(波がくだけた白い泡)が海に広がっていて圧巻。波の大きさを物語っていました。
しかし、モニターから映像をみていると、まったく海自体には迫力がなく、怖というよりはほっとするような。。。穏やかに揺れている、そんな表現があっているような感じでした。
防波堤を超えるような波が押し寄せる映像は怖さを感じますが、ドローンで俯瞰すると、台風が海をゆっくり揺らしながら、海に大いなる循環を促しているような。。。
前回投稿したサンゴの白化の現状が僕をそう思わせたのかもしれません。
浅場のサンゴの多くは折れていることでしょう。我が家のバナナも里芋も稲もずたずたでした。ある一面から台風を見ると災害扱いの悪者になってしまいますが、あの雄大に揺れる海はとても悪者には見えず、美しくもありました。
地球が一つの生命体だというガイヤ理論があります。もし、それが本当だとするのなら、今回の台風はきっと、屋久島に、この星に、とても大切で必要なことだったのかもしれません。
さあ、一湊のサンゴの白化は今後どうなっていくのかな。