保育園児に海の食育を

こんにちは。YakushimaFilmのシュンゾウです。

泳いでいる魚が食卓にあがるまでのストーリーをおいしく・楽しく・分かりやすく伝えることを目的に、屋久島で海と魚に親しむさまざまな体験プログラムを提供しているNPO法人「うお泊屋久島」(以下、うお泊)による食育活動を取材しました。

安房保育園で行われた活動には代表理事の中島遼さん、あごだし職人の笹川美貴さん、水産庁任命「お魚のかたりべ」の川東繭右さんの3人が参加しユーモアを交えたわかりやすい説明で子どもたちを魚の世界へ誘っていきます。

川東さんがカンパチの名前の由来や鱗の役割、カンパチの歯の形状などを説明する傍ら笹川さんがカンパチを解体していくという連携プレイ、大人の自分も引き込まれる楽しい時間となりました。

「実際見て、触って、嗅いでもらって、気持ち悪い、臭い、かわいそう、などのいろんな感情があると思うんです。だけど食べると美味しいもの。その葛藤や矛盾を感じながら命をいただいて自分たちは生きている。それを子どもたちに知って欲しい。」と語る川東さん。

出典:SDG Index and Dashboards Report 2021
※2021年7月 ドイツ・ベルテルスマン財団とSDGsの推進機関である持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)が発表したデータ

持続可能な開発目標、SDGsがかかげられ8年。達成期限まであと7年です。ある調査によると「海の豊かさを守る」という目標に対し達成した国はまだなく日本も多くの課題が残っているとされています。

「魚は切り身では泳いでいない。海で元気に生きていたお魚の命を私たちはいただいているんだよ。だからお魚の命にありがとういう気持ちをこめていただきますと言うんだよ。」

コツコツと海の大切さを次の世代に継続して伝えていく「うお泊」の活動、園舎は子どもたちの元気な声が響き渡り、希望に包まれる時間を過ごさせていただきました。


活動の様子は動画でもご覧いただけます。

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