柿なれ

2024年1月15日に栗生地区、白百合保育園の園児たちと、周辺の住民で「柿なれ」とよばれる行事が行われました。
「柿なれ」は、「侍の刀」に見立てて作った棒で柿の木をたたき、実りをよくするという伝統行事です。

この行事では、まず「柿なれ棒」を作ります。
使用する木は、通称「タブの木」。一般的には、和名で「イヌビワ」と呼ばれる木です。この木で作った「柿なれ棒」で「柿なれなれよ、ならんときゃ切ぃたえて、ほいたおせ~」と、声を出しながら、柿の木をたたくことで柿の実りをよくすると信じられています。
同時に子どもたちの健やかな成長も願いました。

白百合保育園では栗生地区の方に協力をお願いして、「柿なれ棒」を作っています。
装飾として「削りかけ」と言う部分があるのが特徴の一つです。
この行事は単なる作業でなく、地域の人々が一堂に会して交流する機会でもありました。

保育園の休園に伴い、柿慣れの行事は今後休止に。この行事は古くから続いてきた文化の一つであり、何らかの形で続いていけばと願います。
その様子は、動画でご覧ください。

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