屋久島町のポスター日本一に
眺めていると森の中に吸い込まれていきそうな写真。
またこちらは、川に飛び込む子供たちの笑い声が今にも聞こえてきそうな写真です。
こちらの4枚のポスターは屋久島町が去年制作したもので今回、日本観光振興協会が主催する第68回日本観光ポスターコンクールのオンライン投票部門で1位を獲得したポスターです。
このポスターの制作に携わった屋久島公認ガイドで写真家の皆川直信(みながわ なおのぶ)さんにお話を伺います。
ポスターの制作のきっかけは?
「町から観光ポスターの制作依頼があった。どんな屋久島を観光客に伝えたいか。コンセプトから何からすべて、ガイド仲間と相談して決めた。コンセプトは屋久島憲章。」
苦労してこだわった点は?
「仕事が忙しい中、実質2か月で作った。美しいだけではない、リアルな屋久島を、ローカルの視点から伝えることを目指した」
ポスターの文章にもこだわりが
「詩人・山尾三省の言葉や、屋久島憲章の条文、そして移住者の自分が感じた魅力をもとに文章を作った」島内での評判は「屋久島はこれだよねぇ、と島内の評判がとてもよかった」
ポスターを通して伝えたい屋久島とは
「観光などで屋久島を体感すると、人生が凄く豊かになると思うのでそれを伝えたい。自然と対立するのではなくて、自然の中で人間が楽しく豊かに生きていくという、そういったところを感じて頂けたらなと思う。」
今回1位を獲得したこちらのポスターは屋久島町内の港や空港、また役場や公共施設などでみることができるそうです。ぜひ近くでじっくりとご覧になっていただければと思います。
《屋久島公認ガイド》
皆川直信さん
1976年秋田生まれ
グラフィックデザイナーとして東京で働いたときに社員旅行で初めて屋久島を訪れ島の虜に
2005年からガイドを始める
参照
第68回日本観光ポスターコンクールオンライン投票部門1位
屋久島町 観光PRポスター (美屋久 作成)
全国から集まった139作品の中から一次審査を通過した34作品を対象にインターネットを通じて投票が行われた