伝統の如竹踊りを奉納

屋久島で、鹿児島県の無形民俗文化財に指定されている如竹踊りが披露されました。

如竹踊りは、江戸時代の儒学者で、屋久島の経済を発展させた泊如竹を偲ぶ踊りです。如竹が生まれた安房集落では、住民らで作る保存会が踊りを継承し、如竹の命日に合わせ旧暦5月25日に墓の前で奉納しています。

保存会の8人は、浴衣に裃姿で円になり、歌に合わせて舞っていました。集落で引き継いできた踊りですが、後継者不足が課題となっています。

(如竹踊り保存会 泊伝三郎会長)「人数も減るしなんとか若い人たちが興味を持ってくれるといい。もう私も歳ですから、そろそろ引退しなければと思っている」

今年は新型コロナの感染拡大防止のため、関係者だけに披露されましたが、例年は大勢の見物客が訪れるということです。

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