冒険は笑顔の源

みなさん、明けましておめでとうございます!
YakushimaFilmのシュンゾウです。

ここ数年、異常気象や土砂災害、コロナウイルスなどなど多くの問題視されている現象が起きつづけ、未来への見通しがきかない日々が続いていますね。屋久島は最近、地震と空振がよく起きてます。鹿児島県トカラ列島の諏訪之瀬(すわのせ)島の活火山が影響しているのではともいわれています。

この一年が果たしてどうなっていくのか。。。心配で不安で恐怖で日々を過ごされている方も多くいらっしゃると思います。

今年1発目はどんな風景をみなさんにお届けしてワクワクしてもらおうか、けっこう悩みましたが、今回はチャレンジ精神を忘れずワクワクセンサーを頼りに不安定な自然に飛び込む島の仲間にフォーカスしてみました。

一番手前が私です

自然界には未来が約束されていることは何一つありません。

屋久島の海は入江がほとんどなく海に入ればすぐに外洋。エリアによってはやばいくらいの激流です。山岳も森が深く不用意に登山道を外れるととんでもないことになります。自然が色濃く残されている島はいまだに妖怪が住んでいるような気配がします。そんな世界に足を踏み入れることは安全が確保されない状況なので躊躇してしまう方のほうが多いかもしれません。しかし、一部のちょっと変態に映ってしまう(実は優しい人間たちです笑)種族は、好んでその世界に身をおこうとします。

どんなに危険そうな山も実は瞬間瞬間の1歩は容易だったりすることが多々あります。未来が見えないことに不安がる習性がある人間ですが、未来が約束されて毎日が平凡になってしまうと冒険してみたくなるのがこれまた人のサガでもあります。これを今の世界情勢に当てはめてしまうのは適切かどうかはわかりませんが

未来はわからない方が断然ワクワクするっ!

これが自然を愛する者の共通の思考回路です。

山頂の景色がいつも決まっている風景なら僕は山には入らないし、海に潜るたびに毎回クジラに会えると約束されてしまったらワクワク感は失われてしまうでしょう。

先の見えない未来はどんなワクワクすることが待っているのか。少しだけ期待したら、あとは今という二度と来ないこの瞬間を全開で楽しんでいきたい!

今回はそんな思いで映像をつくりました。
この映像をご覧になってその空気感が伝わっていただけたら幸いです。

ガイドしていると、たどり着きたい山の姿を見た瞬間、登山者には2通りの思考があることに気づきます。

「まだ」半分しか進んでないのかあ(本当に辿り着けるのかなあ。。。)
「もう」半分進んじゃったのか(あっという間だな!)

これから起き得る耐え難い困難にはいつも2つの解釈があるのだと思います。

今年も全開で屋久島の自然にダイブして屋久島の旬の息吹をお届けしていきますので、どうぞよろしくおねがいしますっ!

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