得平惠美さん/島café La♡モンステラ

島café La♡モンステラ/得平惠美さん

モーニングメインの島カフェ!“島たまご”や“茶がゆ”はいかが?

屋久島空港近くにある“島café La♡モンステラ”は、2017年にオープン。営業時間8時~12時(11時ラストオーダー、※木金土のみ14時半~17時カフェタイムあり)と、モーニングをメインとしたカフェだ。オーナーの得平惠美さんは、先に移住した義母を追って、2016年に大阪から夫婦で移住した。なるべく島のものを使い、島の人たちが作るお店にしたいとの思いから、屋号に“島カフェ”と付けたという。

カフェメニューには、“トーストのセット”や島の玉子を使った“島たまごサンド”(月、火、水曜限定)、屋久島では珍しい“茶がゆプレート”などが並ぶ。
なかでも得平さんオススメは、玄米を使用した“茶がゆ”。主に近畿南部地方の伝統食と知られている“茶がゆ”だが、島カフェでは、圧力鍋を使い、玄米を屋久島産のお茶で炊くというシンプルな調理法で作る。朝に食べるとその日は一日調子よく過ごせると言われており、健康志向のベジタリアンも安心して食べられる。

島café La♡モンステラ/得平惠美さん

大阪でのアクシデントが 「島での目標」 を決めたー

大阪で“トータルヘルスアドバイザー”として活躍していた得平さんは、食育やメンタルヘルス、心理学など、身体と心の関係について勉強していた。
そんな時、突然、ご主人が事故に遭いそれが引き金となって難病を発症。これまでの机上の知識だったものを実践することになったのだという。苦しむご主人に寄り添いながら、これまで支えてもらっていた人たちや出来事を思い出し、「健康あってこそ幸せ」を改めて実感する日々-。
そこで、田舎暮らしに憧れ義母のいる屋久島に住むことを決めていた得平さんは、目標を決めた。

「屋久島に住み、自分たちの足で歩いて永田浜の夕日を見に行こう」

移住して夫婦でリハビリに励むことを決意した、得平さんご夫婦。今では、夕日を見に行けるまでになった。

島café La♡モンステラ/得平惠美さん

屋久島らしい“食事”を提供―

「屋久島はどこに行ってもすごい」と語る得平さんは、島の多様性に驚かされる日々だという。

「自然と一体となって暮らしや地域行事があり、自然に対する感謝の気持ちが島全体に流れているように感じる」と語る。

そういえば、世界遺産・熊野古道のある熊野地方でも食されている“茶がゆ”は、屋久島と同様に山岳信仰を持つ地域の伝統食だ。共通点の多い地域で、健康のありがたさを深く体験した得平さんが作るモーニングは、食べるだけでも元気になれそう。

島café La♡モンステラ/得平惠美さん

島café La・モンステラ

住所 鹿児島県熊毛郡屋久島町小瀬田413-68
電話番号 0997-43-5080
営業時間 モーニングタイムのみの営業
フェイスブック 島café La・モンステラ

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