沢が荒れ狂う季節

こんにちは。YakushimaFilmのシュンゾウです。

今回は、今が旬のシャクナゲっ!といきたいところですが、シャクナゲの写真はSNSでたくさんあがっていますので、まもなく梅雨入りするであろう屋久島のこの時期の風物詩である“爆発した沢”を紹介したいと思います。

この季節になると島人はみな沢に近寄ることはほとんどしません。流されたらあっという間に人生が終わってしまうからです。自然の脅威をこれほどまで感じることは登山道や海岸ではありません。増水した沢の豪快さを目の当たりにしてしまうと、縄文杉でさえちっぽけに思えてしまいます。

しかし、そんな荒れ狂う沢を垣間見た旅人さんの表情はみな、不思議といきいきとしています。目がキラキラしだして、微笑みをうかべる方もいるほどです。

癒しの島とも言われる屋久島ですが、癒しよりもっと心に元気とワクワクを充填してくれる摩訶不思議な力が梅雨の沢にはあるような気がしています。

写真ではなかなか増水した沢の躍動感はお伝えできないので安房川の増水時のシーンを2つ動画で紹介します。その、目には見えない屋久島の力を感じ取っていただけたら幸いです。

雨が嫌い、梅雨の屋久島が嫌いと言う人にこの島でよく出会います。

雨がなければ
晴れの気持ちよさに「さほど」感動することはできません
梅雨がなければ
夏の爽快さに「さほど」感動することはできません

この島の急峻な山のように
この島の気候は急激に
不快になったり
快適になったり

その振れ幅が大きければ大きいほど
背筋がゾクゾクする感動の毎日を過ごすことができるのだと私は思っています。

みなさん、愉快で笑いある梅雨ライフをどうぞお過ごしください!

関連記事一覧