Lets’ Climbing

例年12月~3月の冬の季節は山岳エリアでは積雪に見舞われることもあり観光のオフシーズンと言われます。

しかし、そんな冬の時期にベストシーズンをむかえるのがクライミングです。

花崗岩が島の大部分を占める屋久島では海岸線や里に近い山中には大きな岩がゴロゴロと転がっていてボルダリングを楽しめたり、モッチョム岳や七五岳では大岩壁のクライミングが楽しめます。

年中クライミングは可能ですが、雨の多い屋久島では夏場は雨で岩が濡れていたり、気温が高すぎてクライミングに集中しずらい季節となります。

一方冬場は気温や湿度が下がり、気候的にも雨も少なく安定しているので岩登りにはもってこいの季節となります。

一言にクライミングと言っても内容は様々で、ロープを使って長いルートを登るスポーツクライミング、ロープを使わず数メートルの岩を登るボルダリングなど色々な登り方があります。

クライミングは『世代を越えて受け継がれるもの』

これはあるトップクライマーの言葉です。流行り廃りのサイクルが早い現代で、何億年もの時間をかけて形成された自然からのギフトである岩に引かれたライン(ルート)は何世代にも渡って登り継がれ、語り継がれ、時代と共に生まれ変わっていく。

クライミングは生涯スポーツであり、こどもから大人まで幅広い世代の方々が各々のレベルにあわせて遊ぶことができます。

屋久島では特にボルダリングが盛んで2017年にはYFA(屋久島フリークライミング協会)が主催でボルダリングのエリア公開を記念したイベントが開催され大盛況となりました。

現在屋久島でボルダリンが可能なエリアは9箇所あって、その中でも特に西部林道との境にある『瀬切』エリアは岩の数やスケール、ロケーションが群を抜いておりオススメです。

瀬切の山エリアで岩を登っていると時々ヤクザルやヤクシカが遊びに来て、あぁ屋久島で登ってるんだなと実感することができます。

また海エリアは波の浸食によって生まれた面白い形状の岩が多く、青い東シナ海と真っ白の花崗岩のコントラストが美しく、最高のロケーションでのクライミングに満足間違いなしです。

屋久島でのボルダリングに興味や憧れがあるけれども、マットを持っていくのに煩わしさを感じている方は少数ですがマットのレンタルや、トポの販売もありますので山岳太郎(R2年12/27~R3年1/15まで休業)へお尋ねください。

また、いつまでもみなが楽しく、気持ちよくクライミングができるようゴミの持ち帰り、駐車場を守るなど他のクライマーや地元民に迷惑のかからぬようモラルのある行動を心がけて最高のクライミングを楽しみましょう!

数千年の原生林とともに数百万年の大地の造形を自分の五体で堪能しましょう!

山岳太郎 https://www.andes-k.co.jp/
YFA(屋久島クライミング協会)https://www.facebook.com/climbing8969/

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