木の良さを体感 屋久島の保育園で「木育」教室

子どものころから木や木材を使った製品などに親しみ、木や山の恵みのすばらしさを知ってもらおうという「木育」の教室が29日、鹿児島県屋久島町の保育園で開かれました。
(園児たち)「いい匂い!」「いい匂い!」

屋久島の南西側・栗生集落にある白百合保育園では、3歳から5歳までの15人の園児が参加して木育教室が開かれました。
指導したのは、町内の木工の店で働く日高ゆかりさん。現在、24人が登録されている県認定の木育インストラクターのひとりです。

子どもたちは、屋久島で植林された杉・地杉(じすぎ)でできた写真立てに、絵の具で思い思いの色を塗りました。
そのあと、子どもたちは近くの海岸で拾ってきた貝殻やサンゴなどで飾り付け、森と海のそれぞれの恵みを組み合わせたオリジナルの写真立てを作り上げました。

(園児)「(どんな作品をつくったの?)レインボーのマグロ。楽しかった」

(園児)「緑のお魚!(何でできているかな?)地杉!」

(県認定木育インストラクター 日高ゆかりさん)「子どもたちに屋久島の豊かな自然を学んでほしいのと、木のある暮らしを子どもたちに楽しんでほしい」

子どもたちが、木の魅力に触れた木育教室。日高さんは今後も、学校などからの依頼があれば開いていきたいということです。

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