屋久島と口永良部島 棒踊り奉納
鹿児島独特の踊り、棒踊りが屋久島と口永良部島で奉納されました。
◆屋久島の南側・尾之間集落 奉納された棒踊り
300年ほど前に疫病が流行し、集落にある温泉神社に疫病退散を祈願したところ、流行が止まったとして、以来、旧暦6月15日には祇園祭りが開かれ、棒踊りが奉納されています。
去年は新型コロナの影響で規模を縮小し、踊り手は大人のみの参加でしたが、今年は子どもたちからの要望で、地元の小・中学生も踊りに参加しました。
新型コロナの退散の願いを込めて、子どもたちも大人に負けじと威勢よく棒を打ち合わせました。
(尾之間集落 日髙典孝区長)「子どもたちが一生懸命やっている姿は素晴らしい。来年以降、早くコロナが収束して、温泉の前だけではなく集落内で、みんなに披露できる形でできればと思っている」
◆屋久島町口永良部島 棒踊りの奉納
7歳から60代までおよそ40人が参加。棒を手に互いに打ち鳴らして勇ましく踊ります。
一方、女性は扇子を手に日の本踊りを優雅に舞い、大きな噴火が起こらないよう山の神に祈りを捧げました。
撮影は、口永良部島の金岳小中学校でした。