屋久島の節分 家に鬼が襲来!
屋久島の集落では節分の2日夜、鬼が現れ、大騒ぎとなりました。
屋久島の東側・春牧集落に現れたのは、2人の鬼。地区の青年団が、豆まきで新型コロナを吹き飛ばし集落を元気にしようと初めて企画しました。
(瀬戸口ひまりちゃん)「風船を膨らませて作ったんだよ」
瀬戸口ひまりちゃん(3)。節分にあわせ、お母さんと手作りした鬼のオブジェを玄関に飾りつけ、おもちゃで遊んでいると、外から太鼓の音が。突然、鬼が現れました。
(ひまりちゃん)「鬼さん、あっちいけ。いじわるしないで」
迫る鬼。お父さんが豆を渡して援護します。
「あっちいけ」
何とか追い払うことができました。すると今度は・・・福の神が登場。
(福の神)「こわかった?こわかったかな。鬼はやっつけたので大丈夫。いい子に一年過ごしてくださいね」
(ひまりちゃん)「はい。ありがとう」
(母親 まりこさん)「思ったよりリアルな鬼が来て、私のほうもドキドキしました。新型コロナウィルスの影響で何かと気持ちが落ち込みがちだったが、ひまりが鬼を退治してくれたので、1年間家族みんなで楽しく笑って過ごせたらいいなと思います」
この日、鬼と福の神は7軒の家をまわりました。
(鬼)「最初は怖がっていた子どもたちもしっかり豆を投げてきて、鬼をちゃんと退治していた、いい子たちだったと思います。コロナ禍の中で、ちゃんと鬼を退治できたというのはいいことだったかなと思います」
コロナ禍に始まった新たな節分の取り組みで、ちょっぴり成長した子どもたち。青年団では来年以降も、要望があればまた企画したいと話していました。