屋久島ポンカン96周年 先人に感謝の祈り

屋久島の特産品ポンカンの原木が島に持ち込まれ今年で96年になります。収穫シーズンに入り、生産者らが先人の墓に感謝の祈りを捧げました。

屋久島ポンカンの原木は1924年に、旧下屋久村長だった黒葛原兼成さんが台湾から持ち込みました。当時200本植樹された原木は96年が経った現在もおよそ10本が残り、今年もたわわに実りました。

今年は、例年より1週間ほど早くポンカンの収穫シーズンに入り、町や農協、生産者などおよそ20人が黒葛原兼成さんの墓前で手を合わせ、収穫を迎えられたことに感謝の祈りを捧げました。

(ポンカン農家 渡辺浩さん)「大変今年もおいしく出来ています。台風の直撃 もあったが、例年以上の糖度もあります。ぜひこの機会に屋久島ポンカンをご賞味ください」

種子屋久農協によりますと今年は屋久島で130トンほどの出荷を見込んでいて、県内外のスーパーや百貨店などで購入できるということです。

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