川口明子さん/屋久島テイクアウト

自粛下だからこそ、おいしい情報交換でみんなを笑顔に


店頭で手作りマスクを1枚買うと、知らない誰かにもう1枚プレゼントされる「くちびるに花を」キャンペーン、今年撮影した虹の写真を見せるとドリンクが割引になる「虹割」など、ワクワクの企画を次々実現させている「小屋カフェ 日と月と」オーナーの川口明子さん。

川口さんは、4月に「レストランパノラマ」(屋久島町宮之浦)の女将の藤森恵理さんと「屋久島テイクアウト」のページをSNS上に立ち上げた。
屋久島内でテイクアウトできる飲食店をリストアップしていくほか、ふたりが個人的にテイクアウトした料理を随時掲載、各飲食店オーナー自らも最新情報をアップできるようにしてある。5月現在、メンバーは500人を超えた。コメント欄には、利用客の感想や写真が次々に寄せられ、屋久島のグルメサロンの様相を呈している。
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鹿児島県は、県外から離島への渡航自粛を呼びかけているが、「(新型コロナウイルスが治った)将来、来島される際の参考にしていただきたい」と、あえて、島民限定にせず、広く公開、島外の屋久島ファンからも喜ばれている。
「営業自粛に伴って、テイクアウトを始めた店もありますが、調べてみたら、大々的に告知はしていないけれど、以前からテイクアウト対応しているという店がたくさん。これを機に初めて食べた店もあって、自分自身とても楽しんでいます」と川口さんは語る。


川口さんには、もうひとつの顔がある。

屋久島のロケーションを知り尽くした、オリジナリティの高い結婚式を組み立てるウエディングプランナーだ。ウエディングは、新型コロナウイルス流行の影響を真っ向から受けた業界のひとつ。川口さんも、不安を抱えるカップルに心を寄せる。

webサイト『wedding produce eccoLo(ウエディングプロデュースエッコロ)

「楽しみに計画していた結婚式を取りやめるのが、どんなに辛いことか。何か自分にできることはないかと考え、新型コロナウイルスの影響で結婚式を延期、中止された方には、基本挙式プランとフォトツアーの料金を50%オフしています。いつ開催できるか、今は不透明ですが、たくさん話を聴いて、一緒に考えていきたい」。

「相手を喜ばせたい」その思いは、ウエディングプランナーもカフェオーナーも一緒。
自粛下にあって、その思いは、ますます募るばかりだ。
(取材:一湊珈琲編集室 高田みかこ)


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