屋久島に春の訪れを告げる伝統行事・浜下り
鹿児島県屋久島で春の訪れを告げるといわれる伝統行事・浜下りがこのほど行われました。
屋久島の南西側の栗生集落では毎年2月25日に、神社に祭られている山の神様をみこしに乗せ、砂浜でみそぎをする伝統行事・浜下りが行われています。集落の住民がみこしを担ぎ列を作って集落を練り歩くこの行事。屋久島に春の訪れを告げる行事として古くから親しまれていて、沿道には太鼓の音に誘われて見物人が集まりました。
栗生小学校の1、2年生5人は手作りのみこしを担ぎ、元気なかけ声を響かせました。砂浜に到着した住民や児童たちはみこしを砂浜に祭り、潮風と波の音に包まれながら五穀豊穣と集落の安泰を祈っていました。