山崎奈美子さん/屋久島町女性団体連絡協議会会長・化粧品店リバージュ

楽しみながら活躍!屋久島の女性を輝かせたい

小さな町の小さな化粧品屋さん。賑やかな店内からは今日も大きな笑い声が聞こえてくる。

「1人でも多くの屋久島の人たちを笑顔にするお手伝いができたら!」

そう語るのは、尾之間集落にある資生堂専門化粧品店”リバージュ”の山崎奈美子さん。
華やかな笑顔が印象的だ。

山崎さんは、S63年リバージュを開店した。結婚前は出身地の鹿児島で資生堂に勤務し、教育担任として美容部員の育成に携わっていたため、ご主人の故郷である屋久島に嫁いできてからも、1人でも多くの島の女性を綺麗にしてあげたいとの思いを持っていたという。2人の息子さんの子育てに追われながらも、お客様の悩みを聞いたり、お肌のお手入れをしてあげたりするうちに、リバージュには島中からお客様がやってくるようになった。

「お手入れをしてあげるうちに、屋久島の女性がどんどん綺麗になっていくのを見るのは、とても嬉しいことですね。あと、私は資生堂の商品に惚れ込んでいるから、その良さを1人でも多くの人にお伝えしたいという思いもあります」

女性の力で町を元気に

実は、お店のオープンと同じ時期に、現屋久島町地域女性団体連絡協議会(以下、女性連)の活動にも参加。H26年〜同団体の会長を務め、鹿児島県女性団体連絡協議会の副会長も歴任している。ボランティアや老人施設慰問、島内イベント参加や災害時におけるチャリティなど、これまで様々な地域活動を率先して行ってきた。その他にも、着物の着付け師範、カラーセラピスト日本舞踊など様々な資格や趣味を持つ山崎さん。

主婦として子育てをしながら、仕事に趣味に地域活動にとこなしていくのには、相当なバイタリティが必要だっただろう。その元気の秘訣を聞いてみると、太陽のように明るい山崎さんらしい答えが返ってきた。

「全て楽しむこと!子育てをしながらの活動は、大変なこともありましたが、それを楽しんでる姿を子供達に見せることはとても大切だと思っていました。普段はあまりかまってあげられなかった分、年に1.2回は必ず旅行に行って、スキンシップを取ったりしながら、家族との時間を大事にしていました」

リバージュには、1日中ひっきりなしに誰かがやってくる。最初は化粧品を訊ねる声だったのが、いつのまにか賑やかな笑い声に変わり、ひとりふたりとその笑い声が増えている。すると、そこにいた女性がふいにこう言った。

「なにも用事がなくても、みんなここに来て、奈美ちゃんと喋って帰るのよ」

山崎さんの笑顔に吸い寄せられるように、今日もリバージュには笑い声が響いている。

 (取材:Written by 散歩亭 緒方麗)

name 住所 TEL
リバージュ 鹿児島県熊毛郡屋久島町尾之間 0997−47−2030

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