茂中雅喜さん/屋久島町役場職員

島外から屋久島町役場へ入庁。好きな地域のために働きたい

「初めて屋久島を訪れたときは、その全てに感動しました」

屋久島町役場、観光まちづくり課の茂中雅喜さんは、香川県出身の26歳。大阪にある大学を卒業後、屋久島町役場に入庁した。

大学では、言語学という自然とはかけ離れた分野を勉強していたが、学生時代アメリカ留学中にヨセミテやイエローストーンなどの国立公園を見たことで、それまでの価値観が一転したという。そこから国内外の国立公園や世界遺産を巡る旅が始まった。

「アメリカの国立公園を訪れたとき、地球にはこんな素晴らしい世界が広がっていたのかと、そのスケールに圧倒されました。それまではバスケットボール一筋の僕でしたが、それをきっかけに登山が好きになりました」

屋久島へは、大学時代に友人と4人で訪れた学生旅行が初めて。目にする景色にいちいち感嘆の声が上がるほどだったという。

より多くの人々と知り合うと、より多くの現状を知ることができる

茂中さんが勤務するのは、屋久島町役場2階にある”観光まちづくり課 観光推進係”。玄関をくぐると、地杉の温もりに包まれる。

観光客へ来てもらい、なおかつ満足度を高めるためにはどうすればいいか?を日々奔走している課の中で、現在はコロナ渦により困窮している島内観光関連事業者のために、”やくしま満喫商品券”や給付金などの対応も行っているという。

また、観光パンフレットやポスターなどPR関係の業務も担当。

「これまで、山岳部だけにフォーカスされがちな屋久島のイメージを、女性や子供連れにも気軽に来島してもらえるようなコンセプトでパンフレットを提案したり、または屋久島の本質が垣間見えるような観光PRポスターを島内在住のカメラマンと一緒に手がけたりしました。おかげで、より多くの人たちに出会うことができて、島で起きているいろいろなことを知る機会を与えてもらったな、と感じています」

屋久島町観光PRポスターは、日本観光ポスターコンクールにてオンライン投票部門1位を獲得した。

屋久島町観光PRポスター

生気に満ちた若き行政マンに、屋久島町役場で働いて良かったか?と伺ってみた。

「1年目は、正直慣れるまでしんどかったです。でも今はすごく楽しいですよ。やっぱり好きな地域のために頑張れてるので」

茂中さんが一番好きな島の景色は、宮之浦橋から眺める何気ない風景だという。


「僕は宮之浦に住んでいますが、いつ見ても山も川も綺麗だし、毎日いいとこだなぁと感じますね」

爽やかな青空のような茂中さんの笑顔が、屋久島の地杉の香りに包まれていた。

  • (name)茂中雅喜さん
  • (住所)鹿児島県熊毛郡屋久島町小瀬田469−4
  • (TEL)0997435900
  • (URL)屋久島町HP  http://www.town.yakushima.kagoshima.jp/

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