屋久島 豊漁願う神「浜えびす」に大漁祈願
鹿児島県屋久島町で、豊漁の神として祭る「浜えびす」に豊漁や集落の繁栄を願う祭りが開かれました。
屋久島町の北側の一湊集落は、屋久島の特産品・サバ節の原料となるゴマサバが水揚げされる集落で、毎年、集落で豊漁の神として祭る「浜えびす」に祈りを捧げています。
今年は、集落の区長や漁業関係者らおよそ15人が参加して静かに手を合わせました。
神事の後は地域の子どもたちが大漁祈願の願掛けに、掛け声とともに餅を海に投げ入れました。
(餅投げ)「さばもついごて(サバも釣れますように)、もじゃこもといごて(モジャコもとれますように)、びょうきもせんごて(病気もしませんように)、なんまんそうろう(南無阿弥候)!」
祭りの締めくくりには漁船のパレードが行われ、漁船に乗り込んだ子どもたちは潮風を浴びながら海の雄大さを感じていました。